株式投資用語を覚えましょう。

関連文言 解説
IPO 新規株式公開
風説の流布
(ふうせつのるふ)
株式等の相場の変動を図る目的をもって、虚偽の情報等を流すこと。そうした情報等は、市場の信頼性・健全性を阻害するものであると同時に、実際に投資家が投資判断をする際に、誤認してしまう可能性もある。
風説の流布は証券取引法で禁じられており、違反者は、懲役、もしくは、罰金を科される。
追加保証金
追い証といいます
信用取引等において、差し出している委託保証金の総額が、相場の変動等により必要額より不足してしまった場合に、追加しなくてはならないこと。
受入委託保証金から、信用取引の建株が相場の変動により発生した計算上の損失額を差し引いた保証金残高が、約定価格の20%を下回ることとなった場合には、その約定価格の20%に達するまでの金額を追加保証金(一般に「追い証といいます」)として、損失計算が生じた日から起算して3営業日目の日の正午までに支払わなければならない。
(計算式)
受入委託保証金-(評価損+信用取引に関する立替金)=受入保証金の残額・・・(A)
約定金額×委託保証金の維持率20%=維持率20%の場合の委託保証金・・・(B)
追加保障が必要となる場合=(A)<(B)
追加徴収しなければならない委託保証金(追い証)=(B)-(A)
難平(なんぴん) 売買価格を平均化しようとする売買手法で、目先の思惑は外れてしまったが、一時的なものであると判断し、積極的に取引を継続する為に、買って価格が下がった場合は、下値で買い増し、買値の平均値段を下げ、相場の流れが変わった場合に利益を上げようとする手法です。利益は大きいが、数量が増えるので危険も大きくなります。
損切(手仕舞) 思惑が外れて損をした時は取り戻したくなりますが、ぐずぐずしていると、もっと損を膨らましてしまうこともあります。失敗した時は判断が間違ったのだから、潔く手仕舞(てじまい、決済すること)頭を冷やすことも必要です。
両建(りょうだて) 同じ銘柄の同じ限月(げんげつ)に買ポジションと売ポジションを持つ売買手法で、相場の行方がはっきりしない時に一時的な損失の固定を図ろうという場合の手法です。この手法は、あくまでも損失の固定を図る為だけのものであり、両建を解消する時期を判断するのが難しい為、注意が必要です。
ファンダメンタルズ 経済活動の状況を示す基礎的な要因のことで、経済の基礎的条件と訳されている。
一国経済の基礎的条件は経済指標で示すことができる。
経済成長率、物価上昇率、失業率、財政収支の赤字(黒字)率、経常収支の赤字・黒字額などがそれである。

この用語が一般化したのは、これらの諸指標の各国間の格差が、自国通貨と外貨との交換レートに反映する(短期的にはそうではないが、中・長期的にはファンダメンタルズの良否が為替レートの水準を決める)と考えられるからである。
これまで日本のファンダメンタルズは良好と考えられていたが、失業率の上昇、財政収支の悪化懸念など、高齢化社会を目前にして、様々な構造問題の解決を迫られている。

出処:野村證券の證券用語解説集等より


如何なる場合でも投資の最終判断はご自身の責任でお願いします