略語 | ロングネーム | 和訳 | 参考・仕組み等 |
ABS | Asset-Backed Securitiy | 資産担保証券 | 特定事業者が保有する特定債権等をSPCに譲渡し、その債権を裏付けにSPCがCP・社債を発行する方式 |
ABCP | Asset-Backed Commercial Paper | 資産担保CP | 上記とほぼ同じ |
ALM | Asset and Liability Management | 資産負債総合管理 | 企業が抱えるリスク全体を大局的にとらえ、そのうえでリスクをコントロールしていくこと。 |
SPC | Special Purpose Company | 特定目的会社 | 売掛債権の買取りのみを行う特別目的会社。SPCは、米国あるいは日本でコマーシャルペーパー(CP)を発行することにより、売掛債権買取資金を調達する。 |
ISDA | International Swaps and Derivatives Association | 国際スワップ・デリバティブ協会 | デリバティブ取引を行う主要金融機関が中心となって組成された、ニューヨークに本部を置く国際的業界団体。1985年の発足以来、デリバティブ市場の健全な発展を目指し、制度、会計、税務等の諸問題を検討する場を提供してきており、契約書のフォーム統一化もISDAの大きな貢献のひとつ。金融機関の間のスワップ取引のほとんどはISDAベースの契約書を使用している。 |
ISB | インストアバンキング | 店舗内支店 | 金融機関がスーパーマーケットなどの一角にカウンターを設けて運営するいわば店舗内支店を言う。欧米ではその大半が24時間営業、フルバンキングサービス等の利便性を売り物に積極的な営業活動を展開している。 |
LIBOR | London Interbank Offered Rate | ライボー | 変動金利の種類でロンドンの銀行間金利のこと。さまざまな期間の金利がありますが、円の場合は6ヶ月LIBORがスワップ取引での代表的変動金利です。つまり6ヶ月毎にその時点での6ヶ月金利水準に見直されるわけです。通貨を明確にするために円であれば「円LIBOR」と呼ぶこともあります。TIBORは東京の銀行間金利のこと。 |
ROA | Return on Asset | 総資産利益率 | 利益/総資産のこと。格付け機関が格付けを行う際の主な財務諸表のひとつ。 |
SA | Semi Annual | 半年毎 | YEN (A/365)SA・・ロイター、テレレートなどからパソコン等に通信される際「固定金利は6ヶ月サイクルのキャッシュフローであること、固定金利の利息算出にあたっての日数計算は、分母を365日とし、分子は実日数を用いること」を意味する。 |
|
|
天候デリバティブ | 冷夏や長雨など気象条件の大幅な変動による企業の損失を、オプションなどデリバティブ(金融派生商品)の手法を使って補償契約。企業はオプション料を事前に支払えば、一定の気象変動が発生した場合、補償が受けられる。損保保険会社、銀行などが発売しているほか、金融関連のノウハウのある為替仲介業者なども取扱いを検討している。 利用者は企業以外にも農家や博覧会を開く地方自治体などに広がっている。 |
新BIS規制 | 国際業務を手がける民間銀行の自己資本比率に関する国際統一基準。 銀行の健全性を確保するとともに、各国の銀行間の競争条件をそろえるのが狙い。1988年に日米欧13カ国の銀行監督当局と中央銀行からなるバーゼル銀行監督委員会が決めた。銀行業務の高度化に対応し、リスクを緻密に把握するための見直しに98年から着手、新規制は当初2004年から適用を予定していたが、各国の調整に時間がかかり2005年に先送りされた。 |
サービサー | 債権回収を手がける専門会社。 金融機関などから回収を受託し手数料収入を得るほか、買い取った債権を売却し利益を上げる。 回収業務は従来、弁護士にしか認められていなかったが、1999年に「債権管理回収業」に関する特別措置法」(サービサー法)が施行され民間企業の参入が可能になった。 |
金融再生トータルプラン | 金融機関の抜本処理策として@不良債権処理促進の制度的枠組み整備A透明性及びディスクロジャーの向上B銀行監督及び健全性基準の強化C金融システムの安定性と機能強化が決定した。 |
ブリッジバンク | 経営破綻した金融機関の融資業務などを引き継ぐ公的な受け皿銀行(つなぎ銀行) |
債権の流動化 | 企業が保有する特定の資産を本体から切り離し、そのキャッシュフローあるいは価値を裏付けとして資金調達を行うことをいいます。日本では、金融の自由化・証券化の流れの中、債権の流動化商品のマーケットが急速に拡大していきます。これは、調達サイドからのニーズと、より有利な運用方法を求める投資家のニーズが合致したことが主な背景といえます。 |
デリバティブ | 金融派生商品のこと。金利、為替、債権、株式、商品価格などの資産を対象とした先物、スワップ、オプションなどのオフバランス取引の総称。 |
ネッティング | 差額決済のこと。ISDA契約書の大きなポイントのひとつとして、あるスワップ取引の相手方と複数取引を行っている場合、仮にその相手方が契約不履行の状態に陥った際、ひとつのマスター・アグリーメント下にある複数取引の個々の清算金を差引計算できること。 |