食品業界不祥事 | |||
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事件名 | 年月 | 内容 | 備考 |
ロシア産シジミを国産と偽装表示 | H21.3 2009年3月 |
ロシア産のシジミを青森や茨城県産と偽って販売したとして、秋田県は13日、秋田市外旭川の水産物卸会社「秋田丸魚」(石黒功一社長)に対し、産地などの表示を義務づけたJAS法違反の疑いで改善を指示した。県によると、同社は昨年10月〜今年1月、入荷したロシア産のシジミ約1万2千キロのうち、少なくとも約6600キロを秋田県内のスーパーや鮮魚店、卸会社など計34社に青森県産や茨城県産と口頭で偽って説明し、販売していたという。伝票にも茨城県産と記載していたという。3キロずつネットに小分けされており、通常は産地を示したカードを入れて販売するが、偽装分についてはカードを入れていなかった。 | 提供:asahi.com |
比内地鶏偽装事件 | 2008年12月 | 比内鶏(会社は破産)の元社長(77歳)に、詐欺罪と不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で、秋田地方裁判所は懲役4年の実刑判決 | |
中国粉ミルク事件 | 2008年9月 | 中国で製造されている粉ミルクから有害物質のメラミンが検出され、これを飲んだ乳幼児のうち5人が死亡し、5万人余が治療を受けたとされています。 メラミンは、牛乳成分のたんぱく質含量をあげるために意図的に使われたとされています。 |
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事故米を食用と偽って転売 | 2008年9月 | 大阪のMフーズが工業用の事故米を食用と偽って転売し、利ざや稼ぎをし、メタミドホスやアフラトキシンB1が検出。食品衛生法(有害食品の販売)に基づき回収命令。 食品衛生法違反(規格基準外食品の販売)と不正競争防止違反(虚偽表示)の容疑で、家宅捜査。詐欺容疑での立件へ。 2008年11月、破産手続開始を申立。 |
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飛騨牛偽装 | 2008年7月 | 岐阜県の食肉卸販売のM社が、等級を偽装し「飛騨丸」として販売し、不正競争防止法違反(虚偽表示)で家宅捜査。 | |
中国産ウナギを「愛知県三河一色産」と偽装表示 | H20.6 2008年6月 |
売れ残った大量の中国産ウナギを、日本一の養殖ウナギの生産地・愛知県一色町産と偽って販売したとして、農林水産省は25日、水産会社「魚秀」(大阪市)と水産最大手・マルハニチロホールディングスの完全子会社「神港魚類」(神戸市)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき改善を指示した。魚秀の実質的な本社機能は徳島市にあり、徳島県警は同日、同社の中谷彰宏社長から任意で事情聴取を始めた。 | 提供:asahi.com |
卵を産みにくくなった「廃鶏」を「比内地鶏」と偽装表示 | H20.5 2008年5月 |
秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内鶏」による地元特産「比内地鶏」の偽装表示事件で、詐欺容疑などで逮捕された元社長藤原誠一容疑者が逮捕前、県警の事情聴取に「もうかるから(偽装を)やってしまった」と供述していたことが1日、分かった。 「(比内地鶏は)売れ筋の商品だからやめられなかった」「やめれば会社が駄目になってしまう」とも釈明したという。 |
提供:MSN産経ニュース |
中国製冷凍ギョーザ中毒事件 | H20.5 2008年5月 |
07年12月〜08年1月、冷凍ギョーザを食べた千葉県と兵庫県の3家族計10人がおう吐や下痢などの症状を訴え9人が入院、うち千葉県の5歳の女児が一時重体となった。ギョーザは中国河北省石家荘市の「天洋食品」の製造で、有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された。日中の警察当局が捜査を始めたが、国内での混入の可能性を日中双方が否定して対立。その後、回収分のギョーザを購入した河北省の企業で健康被害が発覚した。中国側は従業員数人から事情聴取しているが、捜査は難航している。 | 提供:毎日jp |
鹿児島産牛肉を「但馬牛」「三田牛」と表示 | H19.11 2007年11月 |
高級料亭「吉兆」グループの船場吉兆(大阪市中央区)による牛肉産地偽装事件で、同社の料亭「心斎橋店」(同区)が、佐賀県産などの牛肉を使いながら「但馬牛」と偽った料理を客に提供していたことが18日、分かった。百貨店などで販売する加工食品だけでなく、料亭の料理で偽装が発覚したのは初めて。大阪市の高級料亭「船場吉兆」が鹿児島産牛肉を「但馬牛」「三田牛」と表示 | 提供:SPORTS NIPPON NEWSPAPERS |
A社、消費期限切れを再使用 | 2007年10月 | 農水省の食品110番への元社員からの内部告発で発覚。 伊勢神宮参拝のお土産で創業300年の老舗。平成5年の伊勢神宮の式年遷宮で冷凍保存技術を導入。包装紙の「巻き返し」がJAS法違反(品質の問題ではなく、表示が問題)。材料は、JAS法は重い順で表示、小豆ではなく砂糖としたのもJAS法違反。 返品分を「むきあん」や「むきもち」として再使用。 三重県による無期限の営業禁止処分。その後解除。 「3つ売るより、1つ残すな。」―A社の経営と法令遵守の関係を考えさせられる。販路を拡大し企業規模を拡大した前社長のワンマン体制の下では、JAS法への違反意識はなかったのか。 |
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「白い恋人」(I製菓)の賞味期限改ざん事件 |
2007年8月 | 内部告発により発覚。 JAS法に違反して、一度表示した賞味期限を超過した日を新たな賞味期限と再表示して販売。 営業停止数ヶ月、北海道からJAS法に基づく法令遵守の徹底、品質表示の点検体制の整備等の行政処分。 |
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豚や鶏などを混ぜて製造したミンチ肉に「牛100%」などと表示 | H19.6 2007年6月 |
北海道苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」が平成18年5月から昨年6月にかけ、327回にわたり、豚や鶏などを混ぜて製造したミンチ肉に「牛100%」などと表示し、取引先十数社に計約138トンを出荷。また北海道加ト吉(赤平市)など3社に約100トンを販売、代金計約3900万円を詐取した。 | 提供:MSN産経ニュース |
F社の洋生菓子の消費期限表示につき農水省が厳重注意。 | 2007年1月 | F社のプリン、シュークリームに社内基準を1〜2日超える消費期限を表示。 内部告発により発覚。 JAS法に違反はしないが、自ら定めた基準を逸脱するものであり厳重注意。 |
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Y食品偽装牛肉事件 | 2002年 | 国のBSE(牛の海綿状脳症)対策事業に関し、輸入牛肉を国産牛肉と偽装し国の助成金2億円弱を騙し取った事件。 取引先のN冷蔵の内部告発により発覚。 関西ミートセンター長が詐欺罪で逮捕され、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決。 Y食品は解散し、清算。 |
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Y乳業、大阪工場−1万人余の大規模集団食中毒事件 |
2000年 | 同社低脂肪乳等から黄色ブドウ球菌を検出。 食品衛生法に基づき乳製品製造の営業禁止と回収命令。 工場長に、業務上過失致傷罪で禁固2年、執行猶予3年の判決。 |
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カネミ油症事件 | 1968年 | カネミ倉庫(株)により製造された食用油に、熱媒体としてPCB(ポリ塩化ビフェニール)が混入し、これを摂取した約1万4,000人に色素沈着等の肌の異常、肝機能障害等が発生し、黒い赤ちゃんが生まれた。 | |
森永ヒ素ミルク中毒事件 | 1955年 | 森永ドライミルクの製造過程で溶解度を高める添加物にヒ素が混入し、乳児約1万3,000人がヒ素中毒となり、約130人の死亡者が出た。 森永側は、当初より過失を否定したが、1960年代には森永製品の不買運動へと発展。 工場の製造課長が禁固3年の実刑判決。 |
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